嬉しい事がありました。

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2月の終わりに、お客様が山之内工務店を訪ねて来て下さいました。
F様ご夫妻は 40年程前に 弊社にて住宅を建てられました。今まで、何事もなく住まわれて来ました。しかしながら、昨年の自然災害により屋根瓦がズレてしまい、昨年末、弊社にご用命頂きました。当時の社長は二代前、つまり、やまちゃんの義父であります。本来なら15~20年に一度くらいは、外壁や屋根のメンテナンスをして頂きたい所ではありますが、弊社はそういった営業をかけない為、全く手を入れないままでしたが、特に問題なく住んで頂けたようです。実は阪神淡路大震災時にも、弊社設計、施工建築物は一軒も壊れなかったそうです。大切なお客様の命を守り、資産として残す事は住宅メーカーの使命だと思います。当時の山之内工務店は昔ながらの工務店スタイル、かなりの大所帯でありました。F様邸、設計者は山崎さん(弊社社員ではありますが、大先輩で他界されていますのでさん付けにしております)です。OBのお客様からお電話を頂きますと、大抵山崎さんの手書きの一式図が出て来ます。手前味噌ではありますが、山崎さんの図面は惚れ惚れする美しさです。
F様邸は大阪なのですが、元は川西にお住まいとの事で、弊社の場所などは変わっておりませんのでご存だったようです。
義父とのお話し、新築当時のお話しなど伺えました。義父の代からの ご縁が40年もの歳月をかけて繋がっている事に感謝いたします。「代替わりしたはるとは聞きましたが、やっぱり山之内さんに頼もうと思いました。」有り難いお言葉を頂き、義父の代の弊社社員も喜んでいる事でしょう。
帰宅して、すぐにお客様に頂いたお菓子をお供えしながら「お義父さん、今日はF様がご夫婦でお礼に来てくださったのよ。有り難いことですね。」
そう報告しながら、こんなふうに何十年経っても「山之内さんに頼もう!」と言って頂ける仕事をして行かねばならないのだと、改めて山之内工務店の代表である重責を感じました。